AGAを徹底調査!ハゲや薄毛が遺伝するって本当?

遺伝

結論からいうと、ハゲや薄毛は遺伝するのは本当です。
ただし、100%遺伝するということはなく、人によっては薄毛にならないこともあります。

ここでは、AGAが遺伝する理由や遺伝以外の薄毛の原因、さらに改善方法などについても詳しく解説していきます。

目次

  1. 薄毛(ハゲ)の原因の1つ!AGA発症について
  2. 薄毛(ハゲ)が遺伝する理由は?
  3. AGAの発症率が高いのは母方の祖父が薄毛の場合!
  4. 薄毛(ハゲ)の原因は遺伝だけではない!
  5. 遺伝による薄毛(ハゲ)はAGA治療薬で改善できる
  6. 薄毛(ハゲ)の原因を特定するために

薄毛(ハゲ)の原因の1つ!AGA発症について

薄毛(ハゲ)と遺伝の関係を知る上でAGAについて知ることが重要です。
まずは、AGAについて症状や原因を確認していきましょう。

AGAとは?

AGA(男性型脱毛症)とは、進行性の脱毛症です。
現在、日本人男性の3人に1人がAGAを発症しているといわれています。

代表的な症状は、額の生え際の後退や頭頂部の薄毛で、抜け毛の増加や髪のハリやコシの低下、弱々しい毛が増えるなどの初期症状からはじまります。
1度発症すれば、進行性のため、自然に治ることはありません。
何も治療をしないまま放置すると、最終的には前頭部から頭頂部にかけて髪の毛がない状態になってしまうため注意しましょう。

AGAの原因は?

AGAの原因

AGAの原因は、男性ホルモンの1種「DHT(ジヒドロテストステロン)」です。
DHTとは、男性の体内に必ず存在するホルモン「テストステロン」と、頭皮に存在する「5αリダクターゼ(5α還元酵素)」が結びつき生成されます。

  • テストステロン + 5aリダクターゼ(酵素) = DHT

このDHTが頭皮に増えてくるとヘアサイクルは乱れ、やがては薄毛(ハゲ)が進行していくようになります。
次項で詳しく確認してみましょう。

DHTとアンドロゲンレセプターが結合すると

発生したDHTは、頭皮にある「AR(アンドロゲンレセプター)」と呼ばれるホルモン受容体と結合します。
すると「TGF-β(脱毛因子)」というが発生し、毛母細胞などの働きを抑制することで脱毛が起こります。

  • DHT + AR(アンドロゲンレセプター) = TGF-β(脱毛因子)

通常、髪の毛は約3~6年で成長期→退行期→休止期という一連の流れを経て脱毛しますが、成長期がヘアサイクルの9割を占めます。
しかし、DHTとARが結合して脱毛因子が発生することで、ヘアサイクルを乱して成長期を数カ月~1年ほどに短縮させてしまいます。

その結果、成長途中の髪の毛が抜け落ちてしまう、これこそがAGAの発症や進行の原因です。

薄毛(ハゲ)が遺伝する理由は?

薄毛(ハゲ)が遺伝する理由は、AGAの原因となる以下が遺伝によって引き継がれるからです。

  • 5aリダクターゼの活性度
  • AR(アンドロゲンレセプター)の感受性

それでは詳しく確認していきましょう。

5aリダクターゼの活性度

前述の繰り返しとなりますが、5aリダクターゼは、AGAの原因となるDHTに欠かせない酵素です。

5aリダクターゼの活性度が強ければ強いほど、DHTが発生しやすくなるため、AGAのリスクが高まります。
この5aリダクターゼの活性に関わる遺伝子は優勢遺伝であるため、両親のどちらか一方がその遺伝子を保有している場合、子どもに受け継がれてしまうのです

優勢遺伝とは、子どもは親からそれぞれ遺伝子をもらいますが、変化を持つ遺伝子を1つ受け継いだときに発症する遺伝の仕方を指します。
現在、優勢遺伝は顕性遺伝とも呼ばれています。

アンドロゲンレセプターの感受性

AR(アンドロゲンレセプター)の感受性が強いとDHTと結びつきやすいため、AGAのリスクが高まります。

このARの感受性は母親から遺伝しますが、元をたどると母親の祖父から母親へと受け継がれています
つまり、母型の祖父が薄毛の場合、隔世遺伝をする可能性があるのです。

なお、隔世遺伝とは、親の世代を通り越して、それよりもっと以前の先祖の形質が世代を隔てて遺伝しているように見える現象のことです。
ちなみに、AGAの発症率が高いのは、母型の祖父が薄毛の場合といわれています。
次項で詳しく確認してみましょう。

AGAの発症率が高いのは母方の祖父が薄毛の場合!

AGAの発症率が高いのは

AGAの発症率が高いのは母方の祖父が薄毛の場合となる理由を紹介していきます。

人には「性染色体」というものがありますが、この性染色体にはさらに「X染色体」と「Y染色体」の2種類にわけられます。
性染色体は人の体内に必ず2つが存在し、父親と母親からどのように受け継がれるかによって生まれてくる子供の性別が決まるのです。

  • 男性の場合:XY
  • 女性の場合:XX

ここで重要となるのが、ARの感受性の遺伝子情報は「X染色体」が持っている点です。
男性の場合、「X染色体」は必ず母親から遺伝するため、ARの感受性も母親から遺伝されます。
前述で述べましたが、母親のARの感受性は、元々は母親の祖父から受け継がれているため、母方の祖父が薄毛の場合、AGAを発症する確率が高くなるのです。

母方の祖父が薄毛の場合、AGAを発症する確率は?

母方の祖父が薄毛の場合、AGAを発症する確率は以下の通りです。

  • 母方の祖父が薄毛:75%
  • 母方の祖父・曽祖父が薄毛:90%

そのため、自分がAGAを発症しやすい体質を見るには、母親の家系に薄毛の方がいるかを確認してみるといいでしょう。

父親が薄毛の場合は?

母親から薄毛の遺伝子を引き継ぐとはいったものの、父親が薄毛かどうかも見過ごせません。

というのもAGAの原因をつくる「5αリダクターゼの活性度」は、父親のY染色体からも引き継がれる可能性があるためです。
そのため父親が薄毛(ハゲ)であれば、将来的にAGAになる可能性も否定できません。

遺伝の話は突き詰めればキリがありません。
将来的なAGAになる可能性があるかは「母親の家系(祖父など)」と「父親の髪の状態」の2つをチェックしてみましょう。

薄毛(ハゲ)の原因は遺伝だけではない!

薄毛(ハゲ)の原因は遺伝だけではない

薄毛(ハゲ)の原因は、遺伝だけではありません。
さまざまな原因が重なり合って、AGAを発症することもあります。

ここからは遺伝以外の原因について紹介していきます。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れは、髪の成長や頭皮環境に悪影響を与える可能性があります。

  • 食事の乱れ
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 喫煙習慣
  • 過度のアルコール摂取

上記はとくに注意すべき薄毛の原因といわれる生活習慣です。
いきなりすべてを改善するのは困難なため、出来る範囲から少しずつ改善を心掛けましょう。

ストレス

ストレスが薄毛の原因となる理由は、ストレスが以下の原因となるからです。

  • 自律神経の乱れ
  • 睡眠不足

自律神経が乱れることで頭皮の血行が悪化し、結果的に頭皮環境の悪化の原因となります。
また、ストレスにより、自律神経が乱れることで交感神経が活発になることで、不眠の症状があらわれることがあります。

睡眠不足は美容や健康の大敵といわれますが、髪の成長が滞る原因となってしまうため注意が必要です。

AGAとストレスの関係性について詳しく確認する

誤ったヘアケアによる頭皮環境の悪化

誤ったヘアケアは頭皮環境の悪化を招く原因です。

わかりやすい例をあげるならシャンプーです。
頭皮の乾燥が気になる方が洗浄力の強いシャンプーを使っていると、より頭皮を乾燥させてしまいます。
すると過剰な皮脂分泌やかゆみが起こるなどの頭皮トラブルが生じてしまいます。
また、シャンプーの洗い残しも頭皮トラブルの原因となるため、自分に頭皮に合ったシャンプーでしっかりと汚れを洗い流すことが重要です。

このように日ごろから誤ったヘアケアを行うことで頭皮環境の悪化を招き、その結果、薄毛の原因となってしまう可能性があります。

AGA予防に効果的なシャンプーの洗い方について詳しく確認する

遺伝による薄毛(ハゲ)はAGA治療薬で改善できる

AGA治療薬で改善

遺伝によってAGAを発症した場合でも、AGA治療薬を使用することで改善することは十分に可能です。

ここからはAGA治療薬について紹介していきます。

AGA治療薬の種類

AGA治療薬の主な種類は以下の通りです。

  • プロペシア(フィナステリド)
  • ザガーロ(デュタステリド)
  • ミノキシジル

どんな効果が期待できるのか、それぞれの治療薬を確認していきましょう。

プロペシア(フィナステリド)

プロペシア(フィナステリド)は、脱毛を防ぐ治療薬です。

有効成分フィナステリドは、「5αリダクターゼ」の働きを阻害し、DHTの生成を抑制することでAGAを改善します。
現在、AGA治療の第一選択薬として使用され、AGAに対して98%の有効性が認められています。

プロペシアを詳しく確認する

ザガーロ(デュタステリド)

ザガーロ(デュタステリド)は、プロペシアと同様にDHTの生成を抑制して脱毛を防ぐAGAを改善する治療薬です。

「5αリダクターゼ」にはI型とII型の2種類ありますが、プロペシアはII型のみを阻害します。
対して、ザガーロの有効成分デュタステリドはI型とII型の両方の働きを阻害します。
さらに、II型の働きをより強力に阻害することからプロペシアよりもAGAに対しての改善効果が高いのが特徴です。

臨床試験から増毛効果はプロペシアの約1.6倍あることがわかっているため、以下の方にオススメです。

  • プロペシアの効き目に満足できない
  • AGAの進行が目立つ

ただし、効果が高い分、副作用のリスクがプロペシアよりも高いため、医師の指導の下、服用することが重要といえるでしょう。

ザガーロを詳しく確認する

ミノキシジル

ミノキシジルは、プロペシアやザガーロと異なり、発毛効果がある医薬品成分です。

リアップ」などで知られる外用薬と、「ミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)」と呼ばれる内服薬の2種類あります。
体内から成分が浸透することから内服薬の方が効果は高いとされていますが、その分、副作用のリスクも高まります。
なお、外用薬は薬剤師のいるドラッグストアや薬局で購入できますが、内服薬はクリニックで処方してもらうのが一般的です。

プロペシアやザガーロとの併用も可能です。
脱毛抑止と発毛効果の異なるアプローチで薄毛を改善することから、より一層の改善効果が期待できます。

ミノキシジルを詳しく確認する

薄毛(ハゲ)の原因を特定するために

原因を特定するために

薄毛(ハゲ)を改善するには、原因を特定し、症状に適した治療を行うことが重要です。

今回は遺伝について詳しく解説してきましたが、薄毛(ハゲ)はさまざまな原因が重なって発症してしまいます。
しかし、自己判断で原因を特定することは困難です。
そのため、抜け毛が増える、頭皮が透けて見えるようになった、などの不安がある場合はすぐにAGAクリニックで相談をしてみましょう。

早めに相談をして原因を特定することで、薄毛(ハゲ)に対して満足な改善効果を得られることに期待ができます。