【医師監修】ザガーロの副作用|主な症状や対処法を紹介

ザガーロの副作用

ザガーロは副作用のリスクが低いことから、比較的安全に服用できるAGA治療薬です。

ただし、副作用の可能性がゼロではないため、服用方法などには注意しなければなりません 。

このページではザガーロの服用で起こりやすい副作用や、もし症状が現れた時の対処方法などについて詳しくご紹介していきます。

記事の監修医

記事の監修医石川 佳奈(bella beauty clinic院長)

藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。 2021年6月よりbella beauty clinic院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。

クリニックHP:bella beauty clinic

インスタグラム:石川 佳奈

【所属学会】
日本美容外科学会
日本美容皮膚科学会
日本化粧品学会
医療アートメイク学会



ザガーロの主な副作用

ザガーロはAGAに対して高い有効性がありますが、薬である以上副作用が起こる可能性もあります。

国内の長期投与試験では、ザガーロの副作用発現率は16.7%と報告されています。

ここでは、ザガーロの副作用とその原因について解説していきます。

男性機能の低下

男性機能の低下

ザガーロの主な副作用が男性機能の低下です。

副作用 長期投与試験(52週間)
ED(勃起不全) 10.8%(13/120例)
性欲減退 8.3%(10/120例)
射精障害 4.2%(5/120例)

男性機能の低下が起こる理由としては、ザガーロが男性ホルモンを抑制する治療薬のためです。
男性ホルモンは男らしさを維持することや性欲などの意欲面にも影響するホルモンのため、人によっては性欲の減少や勃起がうまくできなくなる症状が現れることがあります。

発疹・かゆみ・頭痛

発疹・かゆみ

ザガーロ服用後、人によっては発疹やかゆみ、頭痛などが起こるとの報告があります。

軽い症状なので軽視されやすいですが、ザガーロの成分や添加物に過敏反応(アレルギー)を起こしている可能性もあります。
症状が長期間続いている、容態が急変したというような場合は、すぐ医師に相談するようにしてください。

また頭痛に関しては、原因不明なことも多く、必ずしもザガーロによる副作用とは言えませんが、臨床試験でも頭痛を訴える方がいたという報告があります。

抑うつ症状

抑うつ症状

副作用として抑うつ症状が起こる理由として考えられるのが、

  • 男性ホルモンバランスの変化
  • 薄毛によるストレス

ザガーロの副作用として抑うつ症状があらわれることもありますが、症状が出た服用者も少なく、原因は究明されていません。
ただし、ザガーロによって男性ホルモンであるDHTの発生が抑制されることで精神状態が不安定になる要因はあるようです。

また、AGAに悩む男性の一定数には、薄毛の悩みによって既に軽い抑うつ状態である場合もあります。
そのため、適度にストレスを発散することや気持ちをコントロールすることも大切になってきます。

頻度不明の症状もある

ザガーロには、頻度が不明となっている副作用もあります。

  • むくみ
  • めまい
  • 腹痛
  • 下痢

など

頻度不明となっている理由としては、いずれの症状も自発報告や海外のみでの報告となっているためです。

また、こうした症状は年齢や体質、他にも体調が優れない時に治療薬の影響を受けやすいことで起きることもあります。

ザガーロで副作用が起きてしまった場合の対処法

副作用の対処法

もしザガーロの服用中に副作用が起きてしまった時には、焦らず対処することが大切です。

ここからは、ザガーロの副作用としては起こりやすい男性機能低下への対処、その他に症状が現れた場合の2パターンをご紹介しておきます。

ED治療薬を併用する

勃たない、硬さを維持できないなど、こうしたEDの症状が現れた時の対処方法として挙げられるのが、

  • ED治療薬
  • サプリメント

ED治療薬はペニスへの血流を促し、勃起をサポートしてくれます。
ザガーロとの併用も可能なことから、AGA治療を続けることも可能です。

またサプリメントはED治療薬のような効果はないものの、血流の促進、性欲を高めると言われている栄養成分もあることから取り入れてみるのも1つです。

医師に相談する

副作用が長期間続いている、副作用が悪化しているというような場合は、必ずザガーロを処方した医師に相談するようにしてください。

また全身の倦怠感、食欲の低下、黄疸、吐き気など、こうした症状が出た場合には肝機能障害を起こしている可能性もあります。

滅多なことでは起こりませんが、気になる症状があれば服用は中止し検査を受けるようにしてください。

ザガーロの副作用が出ないようにするには

ザガーロの副作用のリスクを減らすためには、以下の項目を守りましょう。

服用方法を守る

服用方法

「薄毛を早く改善したい!」薄毛に悩む男性なら誰でも一度は考えることです。

しかし、ザガーロは服用する量や回数を増やしたところで効果が高まることはありません

逆に副作用が現れやすくなり、場合によっては服用を中止しなければいけない場合もあります。

そのため、服用方法は守りましょう。

服用回数 1日1回
服用量 0.1㎎または0.5㎎
服用タイミング いつでも服用可能

低用量から服用する

服用

ザガーロを服用する場合は、低用量から服用を始めましょう。
高容量から始めると身体が慣れていないので、副作用が出やすくなる場合があります。

ザガーロには、

  • 0.1mg
  • 0.5mg

2つの用量があります。
段階を踏んで、用量を上げていくことが可能です。

ただし、0.1㎎から0.5mgへ用量を上げる際には医師に相談しながら行うようにしてください。
決して自己判断で行わないようにしましょう。

アルコールを過剰摂取しない

アルコール

ザガーロは、アルコールによる影響はないとされています。
そのため、服用の前後でアルコールを飲むことは問題ありません。

しかし、ザガーロの成分であるデュタステリドは肝臓で代謝されるため、アルコールを過剰摂取してしまうと、肝臓への負担は大きくなることが考えられます。

医師より肝機能が優れないと判断されれば服用できなくなることもあるので、治療に影響のないように飲酒は行いましょう。

偽物・粗悪品に注意する

偽物・粗悪品

ザガーロはクリニック処方だけでなく、個人輸入を利用することで安価で購入できます。
ただし、海外製の医薬品には偽物や粗悪品が混ざっていることがあり、実際に厚生労働省からも注意喚起が出ています。

偽物や粗悪品は効果がないばかりか、万が一副作用が起こった時に成分がわからないことで医師の処置が遅れることもあります。

価格が安いのは魅力的ではあるものの、個人輸入は必ずしも安全性が高い治療薬が購入できるわけではないことを覚えておきましょう。

体に異変を感じたらすぐに病院へ

ザガーロは薬である以上、メリット(効果)・デメリット(副作用)があります。

長期的に続けるには、いかに副作用のリスクを抑えるかが大切になり、それには医師のもとでの正しい服用が望まれます。

もし副作用が起きた場合は自己判断での対処ではなく、必ず医師に相談し対処するようにしてください。