ミノキシジルの副作用?フケが出る4つの原因と正しい対策

ミノキシジル使用でフケ

ミノキシジル外用薬を使い始めることにより、副作用でフケが発生してしまうことがあります。

このページではフケが出てしまう原因や発生するフケの種類、対策法についても簡単に解説していきます。

目次

  1. ミノキシジル外用薬にフケの副作用はある?
  2. ミノキシジル外用薬でフケが出る原因
  3. ミノキシジル外用薬の副作用で発生する2種類のフケ
  4. フケを抑える対策
  5. 大量にフケが出る場合AGAではない可能性がある
  6. ミノキシジル外用薬を使用してフケが出たら

ミノキシジル外用薬にフケの副作用はある?

副作用にフケがある

ミノキシジル外用薬を使用されている方の中には、「フケが出る」と訴える方がいます。

国内で販売されるリアップX5の特別調査の結果を見てみると、頭部粧糠疹(とうぶひこうしん)の報告件数は次のようになっていました。
(※頭部粧糠疹とはフケの出る症状のことをいいます。)

33/3072例

副作用として、使用した方の約1%ほどにフケが出る可能性があると報告されています。

発症の確率は低いものの、ミノキシジル外用薬の好ましくない症状のひとつです。

ミノキシジル外用薬でフケが出る原因は?

フケの原因

ミノキシジル外用薬の使用中にどうしてフケが出てしまうのか、考えられるのは次のようなケースになります。

このような原因があるので、それぞれ解説していきます。

外用薬に含まれる添加物の影響

ミノキシジル外用薬に含まれる添加物は、一定期間の保存や有効性を高めるといった目的で使われます。

添加物はミノキシジルの外用薬を製造する上で欠かせないものです。
しかし、もともと肌が弱い方やアレルギーの経験がある方は、添加物に頭皮が反応してしまうことがあります。

  • プロピレングリコール(PG)
  • ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
  • pH調整剤

など

こうした添加物の刺激によって頭皮が荒れてしまい、それが原因でフケが発生してしまいます。
例えばプロピレングリコールですが、アレルギー性接触皮膚炎と刺激性皮膚炎の発症が報告されており、添加物として含まれている場合には注意が必要です。
不安な方はこういった添加物が入っていないものを試してみましょう。

ミノキシジルが体質に合っていない

人によってはミノキシジルがそもそも体質に合わないという場合もあり、ミノキシジルが原因で頭皮に炎症やかゆみが発生することがあります。

炎症は頭皮の乾燥、かゆみはつい頭を搔いてしまうなど、フケの出る原因に繋がることが考えられるため注意が必要です。

また、ミノキシジルが体質に合っていないのであれば他の副作用も考えられるため、外用薬だけではなく内服薬の服用の場合にも気を付ける必要がでてきます。
ミノキシジルの使用に不安があるようでしたら、事前に医師に相談するようにしましょう。

ミノキシジルの副作用を詳しく確認する

血管拡張作用の副次的効果

ミノキシジルには血管(毛細血管)をゆるめる作用があり、外用薬を塗布することで頭皮の血流量が一時的に上昇します。
するとそれに伴い、血管拡張作用でかゆみまで生じてしまうことがあるのです。

かゆいとついつい頭を掻いてしまいがちですが、そのとき無意識に爪で頭皮の角質を剥がしてしまっており、それがフケの出る原因になっています。

ミノキシジルで起こるかゆみを詳しく確認する

成分の結晶化

成分の結晶化によってフケのような症状が生じるのは、浸透する前に外用薬が乾いて固まってしまったからでしょう。
例えば、必要以上の量を使用するなどの誤った使い方で成分が結晶化しやすくなります。

何かの拍子で頭を触った時などに白い粉が出るため、それをフケだと思ってしまうわけです。

きちんとミノキシジルの用法用量を守っていても、場合により成分が結晶化してしまうことはあります。
この場合、フケではないので心配の必要はありません

ミノキシジル外用薬の副作用で発生する2種類のフケ

2種類のフケ

ミノキシジル外用薬の使用で発生してしまうフケには、2種類のタイプがあります。

  • 乾燥性
  • 脂漏性

どちらも皮脂の不足あるいは皮脂の過剰分泌により、細胞のターンオーバーが乱れることでフケが発生することにつながっています。

フケの見た目はもちろん特徴についても異なってくるため、対処の仕方も同じではありません。
ここからはそれぞれのフケについて、掘り下げて見ていきましょう。

乾性フケ

頭皮が乾燥している人は乾性フケに注意が必要です。

乾燥による皮脂の不足で頭皮の角質がはがれやすくなります。
その結果、肩にパラパラと落ちるような乾燥性のフケ、乾性フケになってしまいます。

乾性フケは先ほど紹介した原因の中でいうと、

これらが原因の頭皮トラブルによって起こる傾向にあります。

洗浄効果の強いシャンプーや頭の洗い過ぎでも皮脂が不足することにつながるため気を付けましょう。

脂性フケ

頭皮がベタついている人は脂性フケに注意が必要です。

皮脂の過剰分泌によって発生するのが脂漏性のフケで、これを脂性フケといいます。

ホルモンバランスや食生活の乱れも皮脂の過剰分泌につながるため気を付けましょう。

ミノキシジル外用薬の副作用として発生する場合、血流の促進効果が皮脂腺まで刺激してしまい、必要以上に皮脂が分泌されることが原因で発生すると考えられています。


乾燥性と脂漏性のフケの見分け方

フケの見分け方として、フケの色や触ったときの感触に注目してみてください。

乾性フケ
  • フケの色が白い
  • パサパサしている
脂性フケ
  • フケの色が黄色い
  • ベタベタしている

上記のようにそれぞれ特徴があるため、見分けることは難しくないはずです。
これらフケは一体どのようにすれば改善できるのか、ここからは対策について紹介していきます。

フケを抑える対策

フケ対策

フケが出る場合の対策として、

日常的なケアによってフケの発生を抑えることができるので、フケに悩む方は取り入れてみてください。

自分に合ったシャンプーを使う

シャンプー選びひとつでも、フケを発生させにくくできます
人によっては、それだけでフケが改善される方もいるぐらいです。
フケのタイプに合わせて、自分の頭皮にあうシャンプー選びから始めましょう。


乾性フケが気になる方
  • オススメは頭皮に優しいタイプ
    アミノ酸系
    石けん系
  • 脂性フケが気になる方
  • オススメは洗浄力の強いタイプ
    高級アルコール系
    硫酸系
  • 乾燥性のフケでは、必要以上に洗髪で皮脂を取りすぎると、さらに乾燥が進んでしまいフケが出やすくなります。
    頭皮にやさしいとされる、洗浄力が強すぎないシャンプーを選びましょう。

    脂漏性のフケでは、皮脂が毛穴を塞いでしまい、ミノキシジル外用薬の浸透を抑えてしまうこともあります。
    洗浄力が弱いと皮脂を落としきれないため、洗浄力が強めのシャンプーが良いでしょう。

    フケやかゆみなどの地肌トラブルの悩みや、髪への負担なども考えると、薬用シャンプーの使用もオススメです。

    ドライヤーの使い方を工夫する

    頭皮の乾燥やべたつきを防ぐためには、ドライヤーの使い方にも注意してみましょう。

    • 最初に髪の毛の表面の水分をタオルドライでしっかり取る
    • 吹き出し口から髪の毛を10cm以上は離して乾かす
    • 全体を乾かすようにして温風を同じ場所に当て続けない

    上記の3点をしっかり守るようにするだけで、フケの抑制だけではなく髪のパサつきやべたつきの改善にもつながります。
    乾かす時間が短縮できれば頭皮や髪の毛へのダメージも減らせるので、とくにドライヤーは風量が強いタイプがオススメです。

    ミノキシジルの濃度を下げる

    ミノキシジルは濃度が上がるに連れて、効果だけでなく副作用のリスクも上がります。
    このことから低濃度のものに切り替えを検討するのもひとつの手段です。

    しかし濃度を下げると、思うような効果が得られなくなることもあるため、医師と相談しながらミノキシジルの濃度を調整するようにしましょう。

    ミノキシジル外用薬の効果を詳しく確認する

    大量にフケが出る場合AGAではない可能性がある

    大量のフケ

    フケが大量に発生している場合、皮膚炎の疑いがあるかもしれません。
    皮膚炎の悪化によっても脱毛が生じることがあり、そうなるとAGAに有効なミノキシジル外用薬の効果は見込めないうえ、代わりに皮膚炎の治療が必要になってきます。

    大量のフケを発生させる皮膚炎にはどのようなものが考えられるのか、皮膚炎と併発しているであろう2種類の脱毛症について解説していきます。

    脂漏性脱毛症
    (しろうせいだつもうしょう)

    脂漏性皮膚炎という皮脂が過剰分泌される病気の悪化により、抜け毛にまで至ってしまうのが脂漏性脱毛症です。

    皮脂の分泌が盛んな頭皮や生え際、耳の後ろなどの場所を脂漏部位といいます。
    この脂漏部位に湿疹やニキビなどがあらわれ毛根までダメージを受ける炎症を起こし、結果的に抜け毛に至るというのがおおまかな症状です。

    この脂漏性脱毛症ですが、生活習慣や間違った洗髪が原因ではなく、常在菌であるマラセチアというカビ(真菌)によって発生しているケースがあります。
    その場合の治療方法としては、

    • ステロイド外用薬
    • 抗真菌外用薬
    • 抗真菌薬が含まれたシャンプー

    など

    上記のようなものが必要になるのですが、もし症状に心当たりがあれば早めに病院で診察を受けるようにしましょう。

    脂漏性脱毛症は慢性化してしまうこともあるので、生活習慣からも皮脂をコントロールしていくことが大切です。

    粃糠性脱毛症
    (ひこうせいだつもうしょう)

    大量のフケによって髪の毛の成長が妨げられ、抜け毛や細毛化が引き起こされるのが粃糠性脱毛症の症状になります。

    この粃糠性脱毛症は頭部全体で起こりやすく、灰白色のフケが出るのが特徴です。
    フケが毛穴を塞いでしまうことで、常在菌のバランスが崩れる→炎症→毛根へのダメージ→抜け毛という経過をたどります。

    また毛穴の周りに炎症が起きることで強いかゆみを感じることや、脱毛に至る部位に湿疹があらわれるため、早めの治療が必要です。

    治療方法としては、

    • ステロイド外用薬
    • 抗真菌外用薬
    • 抗ヒスタミン薬
    • 抗真菌薬が含まれたシャンプー

    など

    食生活、ホルモンバランス、ストレス、アレルギー体質など、生活習慣の乱れから脱毛症へ至る原因を招くことが多いため、規則正しい生活が望まれます。

    ミノキシジル外用薬を使用してフケが出たら

    ミノキシジルでフケが出たら

    ミノキシジル外用薬の副作用でフケが出ることもあるとはいえ、実は全く別の問題から発生している皮膚炎の初期症状ということも多々あります。
    こういった症状の悪化は抜け毛へと直結しているため、自己判断の対処が脱毛症への引き金になりかねません。

    ミノキシジル外用薬の使用でフケが出た時はもちろん、皮膚炎などを未然に防ぐためにも少しでも異常があれば医師の診察を受けるようにしましょう