【ミノキシジルの副作用】蕁麻疹・湿疹が出た場合の対策

ミノキシジル使用で肌荒れ? 

発毛効果が認められたミノキシジルはAGA治療に効果的なものの、人によっては使用部位に皮膚トラブル(蕁麻疹や湿疹など)を起こすことがあります。
また使い方を誤れば、さらにそのリスクを高めることにも繋がりかねません。
毎日の使用が必要なだけに、好ましくない症状は避けたいところですよね。
このページではミノキシジルで皮膚症状などの副作用が起こる原因や、皮膚に異常を感じた場合の対策方法などについてご紹介していきます。

目次

  1. 蕁麻疹・湿疹は副作用の中でも可能性が高い?
  2. 蕁麻疹・湿疹が出てしまう原因
  3. かゆみが出てしまった場合の対策
  4. かゆみを伴う副作用はミノキシジル外用薬で起こりやすい
  5. ミノキシジル外用薬はパッチテストをしてから使用しよう
  6. 副作用が起こった場合はすぐに病院へ

蕁麻疹・湿疹は副作用の中でも可能性が高い?

ミノキシジルの副作用かも 

リアップX5を販売する大正製薬の調査結果によると、ミノキシジルの副作用が起こる確率は約8.82%(3072例中271例)となっています。

ほとんどが皮膚症状となっており、そう痒感や頭垢(ふけ)といった皮膚にかゆみを伴う症状が起こりやすいことがわかっています。
他にも起こりやすい症状として、

  • 粃糠疹(33例/3072例)
  • 紅斑(31例/3072例)
  • 接触性皮膚炎(32例/3072例)
  • 刺激感(13例/3072例)

など

かゆみ以外にも、皮膚(頭皮)に炎症が起きることもあります。

全身にかゆみが起こる可能性もある

皮膚症状が出る方のほとんどは、ミノキシジルを使用した頭皮の部位だけに発疹が起こります。
しかし調査結果の中には全身に症状が広がったケースも数件あります。

重い症状へと発展したケースは心不全の1件のみですが、ひどい蕁麻疹と血圧低下、呼吸困難が合併し、アナフィラキシーショックが起こったことも確認されています。

可能性としては極めて稀ですが、使用部位以外で副作用が起きた場合には使用を中止し病院に相談へ行くようにしてください。

ミノキシジルの主な副作用を再確認しておこう

ミノキシジル(リアップX5)の添付文書に記載される主な副作用症状は、下記の通りです。

関係部位 症状
皮膚症状 頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感等
精神神経系 頭痛、気が遠くなる、めまい
循環器 胸の痛み、心拍が速くなる
代謝系 原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみ

皮膚症状以外にも、ミノキシジルの血管拡張作用により頭痛や胸の痛みといった症状が現れることもあります。
使用中に体調の変化やいつもと違う症状がからだにあらわれた際は、注意を払うようにしてください。

ミノキシジルの副作用について詳しく確認する

蕁麻疹・湿疹が出てしまう原因

蕁麻疹や湿疹はなぜ? 

蕁麻疹や発疹が出てしまう原因として考えられるのは、次のようなことです。

誤った使用だけでなく、もともと肌が弱いことなども原因としてあげられます。
ここからはこれらの原因について、もう少し詳しく見ていきましょう。

ミノキシジルの濃度が高い

「第1類医薬品」として市販されるミノキシジルの上限濃度は5%です。
ただ個人輸入やクリニックであれば5%以上もあり、最大で16%濃度のものも購入できます。

濃度が高いと作用も強くなることから嬉しい反面、副作用も起こりやすくなります。
「濃度=効果の高さ」と言えますが、副作用を考えるなら様子を見ながら徐々に濃度を上げていくのが良いでしょう。

添加物による頭皮への刺激

意外と忘れがちなのが、ミノキシジル外用薬に含まれる添加物です。
具体的にはPG(プロピレングリコール)やリン酸、エタノールなどの有機物があります。
これらは食品添加物として、様々な食べ物にも利用されている安全性の高い成分です。
食べても大丈夫な物を外用薬として使用しても、副作用が起こることはほとんどありません。
しかし中身の液剤の劣化を防止するために含まれる、「防腐剤」や「酸化防止剤」などで副作用が起こることもあります。

敏感肌

もともと肌が弱い方や敏感肌の方は肌荒れが起こりやすいです。
ミノキシジル外用薬は地肌に直に塗る必要があることから"かぶれ"などの症状が出やすく、使用中に頭皮が荒れていると感じたら使用は中止するのが良いでしょう。

ただミノキシジルをまったく使用できないわけではなく、クリニック処方であれば内服薬(ミノタブ)に切り替えることで治療を続けることは可能です。

規定の用法用量を守っていない

ミノキシジル外用薬の塗る量を増やせば効果がUPすると誤解されている方もいますが、必要以上に回数や量を増やすことで副作用のリスクが高まることが確認されています。

  • 1日の塗布回数
  • 1回の使用量

この2点についてはしっかり確認した上で、正しい使い方をするようにしてください。

ミノキシジルの服用方法について詳しく確認する

かゆみが出てしまった場合の対策

かゆみが出たらどうしよう

もしミノキシジル外用薬の使用中にかゆみが出てしまった場合、対策としてできることをいくつかご紹介していきます。
いずれも自宅で出来る方法になるので、かゆみがある時に実践してみてください。

患部を冷やす

患部にかゆみが起きているとき、神経はたかぶっている状態です。
そのため、身近なものを使って冷やしてあげることで、神経のたかぶりを治めてあげてみてください。

  • 保冷剤
  • 冷たいシャワー

など

ただ保冷剤に関しては頭皮に張り付くこともあるので、タオルやハンカチで包んであげると良いでしょう。

幾分はかゆみが落ち着くはずですが、どうしても続くようであれば医師や購入先の薬剤師にご相談ください。

ステロイドを使用する

かゆみを早く抑えたいのであれば、ドラッグストアなどでも購入できるステロイドを配合した軟膏やクリームを使用するのもひとつの手段です。

ただステロイドの使用は、吸収率を考える必要があるでしょう。
例えば前腕(内側)に比べると、頭皮はその3.5倍も吸収されます。
そのため長期の使用は副作用も起きやすくなるので、どうしてもかゆい時の対策として考えてみてください。
また他の塗り薬との併用は吸収率を阻害するため、同時に使用するのは控えましょう。

症状がひどい場合は病院へ

一時的なかゆみであれば、上記で紹介したような対策でも十分なはずです。
しかし下記のような、

  • かゆみの範囲が広い
  • かゆみが治らない

こうしたケースでは、副作用が強く出ていることが考えられます。

かきむしってしまうと悪化させることにもなりかねないので、個人で対処せずに病院に行くようにしてください。

蕁麻疹や湿疹が治るまでミノキシジルは使用しない

蕁麻疹や湿疹が頭皮にあるときはミノキシジル外用薬の使用は控えるようにしてください。
血管拡張作用により、使い続けてしまうと症状が悪化する可能性も考えられます。
また、かゆみ止めなどの軟膏やクリームとミノキシジル外用薬は併用できないので注意です。

症状が落ち着くまで、あるいは医師や購入先の薬剤師が問題ないと判断した場合にのみ、使用を再開するようにしてください。

かゆみを伴う副作用はミノキシジル外用薬で起こりやすい

かゆみを伴う副作用がミノキシジル外用薬で起こりやすいのは本当?

ミノキシジルには、外用薬と内服薬の2種類のタイプがあります。
同じ治療薬ではあるものの、剤形が違うことで発症しやすい副作用が違います。

■外用薬

  • 皮膚症状

■内服薬

  • 循環器系(心臓・肺・血管)への症状

外用薬はどうしても直に薬剤を塗布することから、人によっては皮膚症状が起こりやすくなっています。
そのため皮膚が弱い方や、他の外用薬でのアレルギー経験などがある方は、必ず医師や購入先の薬剤師にご相談ください。

外用薬と内服薬の違いについて詳しく確認する

ミノキシジル外用薬はパッチテストをしてから使用しよう

皮膚トラブルを避けるために内服薬に切り替えることも選択肢のひとつですが、外用薬は手軽に購入できるという強いメリットがあります。
そのため皮膚症状が起こるか不安という方は、事前にパッチテストを行うことをオススメします。

パッチテストとは、ご自身でアレルギーが起こるかを確認できる方法です。

やり方ですが綿棒などに少量だけ薬剤をつけ、二の腕の内側などの目立たないところに塗ってみてください。
もし皮膚症状がなければ、安全に使用できます。

ただアレルギーは突然起こることもあるので、念のため使用中も注意するようにしてください。

副作用が起こった場合はすぐに病院へ

ミノキシジル外用薬に起こる皮膚症状を中心に、ここまで解説してきました。
もちろん副作用が起こらないに越したことはありませんが、やはり医薬品成分を含んでいる以上は100%副作用を避けることは難しいでしょう。

また症状のあらわれ方も人によって異なり、現実にはケースバイケースなことも多々あります。
人によっては皮膚症状に限らず、頭痛やめまいなどが起こることもあるでしょう。
無理に治療を続けても症状の悪化や負担になるので、違和感があればすぐ医師に相談するようにしてください。