プロペシアを服用中に唐辛子のカプサイシンが効果を高めるのは本当?

プロペシアを服用中に唐辛子のカプサイシンが効果を高めるのは本当?

カレーやチリコンカン、アラビアータなどの料理や調味料に含まれる香辛料の唐辛子。ほどよい辛さが食欲をかき立て、食事をいっそうおいしくしてくれますよね。
この唐辛子に含まれるカプサイシンという成分は、身体の血流を改善し、正しい育毛環境の醸成と薄毛の改善に役立つといわれています。
このページではカプサイシンの効果やAGA治療薬プロペシアとの相乗効果について解説していきます。

目次

  1. カプサイシンが持つ作用
  2. カプサイシンの作用だけではAGAの進行を止められない
  3. カプサイシンは、AGA治療薬と併せると効果的
  4. 大豆のイソフラボンも効果を高めてくれる
  5. プロペシアとカプサイシン、イソフラボンで効率よく薄毛治療

カプサイシンが持つ作用

カプサイシンが持つ作用

唐辛子などに含まれる辛み成分の一種カプサイシンは、摂取するとエネルギー代謝にかかわるアドレナリン分泌を促し、身体が温められます。
それによって血管が拡張され、血液の巡りが改善。血流の改善で育毛が促され、頭皮環境も良くなるという好循環が期待できるのです。

発汗作用

ドラッグストアでよく見かける、唐辛子エキスの入った温湿布や入浴剤。これらはカプサイシンによる血流改善で得る発汗の働きや温感効果を応用した商品です。
一説では汗と一緒に分泌された皮脂が毛穴に詰まることで薄毛への因果関係を疑われることがあります。
が、しっかりシャンプーをして頭皮の清潔にしていれば汗をかくこと自体に問題はありません。
頭髪は血管が運ぶ栄養や酸素によって成長しますから、むしろカプサイシンの摂取によって汗をかき、代謝を上げることは、健康な育毛環境作りに役立つのです。

血行の促進

カプサイシンそのものが発毛に寄与するわけではありません。
カプサイシンによって血行が促され、毛根にある毛母細胞が活性化するという理由です。
ヘッドスパなどの頭皮マッサージは身体の外側から、カプサイシン摂取は身体の内側から血流改善を図るものなのです。

摂り過ぎには注意

カプサイシンが育毛効果に期待できるとはいっても、多く取り入れれば良いというのではありません。
むしろ過剰摂取によっていくつかの症状を引き起こす場合があり、注意が必要です。
流涙症鼻液漏排尿障害胃食道逆流症などのほか、耐性のない子どもや辛さへの感受性の強い人では、粘膜の炎症嘔吐高血圧も報告されています。
辛いものが苦手であれば、牛乳やヨーグルトといった乳製品と一緒にとったり、ほどよい辛さに調整したりして工夫するようにしましょう。

カプサイシンの作用だけではAGAの進行を止められない

カプサイシンの作用だけではAGAの進行を止められない

繰り返しになりますが、カプサイシンにAGAの進行を止める作用があるのではなく、ましてや髪が生えてくるのではありません。
あくまで血流の改善で頭髪や頭皮に好影響を与える一助となるものとして、念頭に置いておくことが大事です。

カプサイシンだけではAGAの進行を止められない理由

AGAは男性ホルモンのテストステロンが、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる悪玉男性ホルモンになることが原因で引き起こされます。
DHTはテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結合して生成されます。
ジヒドロテストステロンそのものは男性外生殖器の形成に必要ですが、同時に薄毛を引き起こす原因にもなってしまう厄介なホルモンです。

DHTが毛根に作用すると、毛母細胞の働きを低下させます。ヘアサイクル(毛髪成長サイクル)に悪影響を及ぼすシグナルを出し、成長期が短縮されることで、抜けやすい髪質となってしまいます。
そしてこのDHTはカプサイシンの摂取だけでは抑制することができません

カプサイシンは、AGA治療薬と併せると効果的

カプサイシンは、AGA治療薬と併せると効果的

そこでプロペシアの出番です。プロペシアの有効成分フィナステリドは、このDHTの生成を阻害することでAGAを治療する薬です。
毛髪が細る、ヘアサイクルを乱すといった症状もプロペシアの服用によって次第に改善されていきます。
カプサイシンの摂取による血行促進とプロペシアの服用によるAGAの進行抑制。
これらを併せながら、攻めと守りで薄毛対策をしていきましょう。

プロペシアの効果

プロペシアは5αリダクターゼを阻害する効果があります。
テストステロンが5αリダクターゼによってDHTに生まれ変わることを防ぎ、正常なヘアサイクルへと戻すのです。
ヘアサイクルが正常に機能すれば、薄毛から太く強い毛髪の発育に繋がっていきます。

大豆のイソフラボンも効果を高めてくれる

大豆のイソフラボンも効果を高めてくれる

カプサイシン以外にイソフラボンも薄毛予防に良いとされています。
イソフラボンとは大豆に含まれる成分「大豆イソフラボン」のことで、良質なたんぱく質や豊富な栄養成分を含んでいることから、「畑の肉」の異名をとるほどです。
そんなイソフラボンはAGA治療にどのような効果をもたらすのでしょうか。
ここからはイソフラボンについて解説します。

イソフラボンがいい理由

そもそも女性が男性より薄毛になりにくいのは、なぜでしょう?
エストロゲン(卵胞ホルモン)が男性ホルモンのDHTを抑制するからです。
このエストロゲンに似た働きをするのがイソフラボンの特徴であり、AGA対策に効果があるといわれる所以です。

イソフラボンを効率よく摂取する方法

1日あたりの安全な摂取量は70~75mgといわれています。
以下を目安として適正な摂取に努めましょう。

・豆乳 200mlで41mg
・納豆 1パック45gで36mg
・木綿豆腐 1/2丁150gで42㎎
・絹ごし豆腐 1/2丁150gで38㎎
・味噌 1杯20gで6㎎
・きなこ 大さじ2杯で19mg

イソフラボンがいい理由と摂取するときの注意点

毛髪の成長にはインシュリン様成長因子-1(IGF-1)という肝臓由来の物質がかかわっています。
IGF-1の多い人が黒々としていて、少ない人は薄毛の傾向があります。
また、IGF-1は思春期を境に自然減少していくので、加齢により薄毛が進行するのはこのためともいわれています。

イソフラボンと、前述した唐辛子に含まれるカプサイシンは、IGF-1の分泌を促進する物質なのです。
ただし、イソフラボンを最大限体内に取り入れるには、注意も必要です。

腸内環境が悪いと薄毛予防に繋がらないことがある

豆腐や豆乳でイソフラボンを効率よく摂取したつもりでも、実際にはそのまま吸収できません。
体内に吸収させるには糖を切り離す必要があります。
たとえば加工の過程で発酵させることや、腸内細菌に糖を切り離してもらうといった方法です。
発酵食品の代表格といえば味噌ですよね。

乳酸菌や食物繊維などの食品類をメニューに取り入れ、腸内環境を整えるなどして生活環境を改善しましょう。
また、サプリメントも有効ですが、30 mg/日と上限がありますので、大豆加工食品と組み合わせながらの活用がおすすめです。

プロペシアとカプサイシン、イソフラボンで効率よく薄毛治療

AGAの進行は、唐辛子(カプサイシン)や大豆加工食品(イソフラボン)の作用だけで止めるのは難しいといえます。
とはいえ、手をこまねいていてはいっそう進行してしまうのが、AGAの厄介な症状です。
少しでも悩んだら少しでも早くクリニックで専門医に相談しましょう。