プロペシアが精子に与える影響は?成分が精液に混ざるって本当?

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プロペシアを服用すると精液に成分が移行する・・・
プロペシアで精子が減少する・・・

このような話を聞いて不安を感じている方も多いことでしょう。

結論からいうと、プロペシアを服用することで成分が極わずかですが精液に移行することが確認されています。
また、発現頻度は低いものの、精子が減少するという副作用の報告もあります。

これらがどう妊活に影響するのかを理解するためにも、プロペシアが精子や精液に与える影響を適切に把握することが大切です。
それでは、詳しく確認していきましょう。

目次

  1. プロペシアを服用すると成分が精液に混ざる?
  2. プロペシアの副作用で精液が減少する?
  3. 精子減少以外にプロペシアが精液に与える症状は?
  4. プロペシアが精子に与える可能性は極わずか

プロペシアを服用すると成分が精液に混ざる?

プロペシアを服用すると薬の成分が精液に移行されるという報告があります。
ただし、0.00076%と極微量というデータもあるため、過敏に心配するようなことはありませんが、ここでは、以下の点について詳しく確認していきます。

それでは確認していきましょう。

精液に混ざった成分が胎児に悪影響を及ぼす?

プロペシアの成分が精液に混ざることで胎児に悪影響を及ぼす可能性は極めて低いと考えられています。
というのも、精液中に溶け出すのは0.00076%と極微量で、妊娠の成立・赤ちゃんの健康的な発達に影響しないといわれている量だからです。

さらに、プロペシアの販売元であるMSD社によると、精液内の成分が仮に100%膣内に吸収されたとしても胎児に影響を与えることはないと示しています。

このように、基本的にプロペシアの服用で、胎児に悪影響を与えることはないとされていますが、妊活中のプロペシアの服用を勧めない医師がいるのも確かです。
リスクは限りなくゼロに近いのですが、リスクがゼロではない以上、子作りをする前にパートナーと一緒に専門医へ相談に行くことが大切といえるでしょう。

プロペシアが妊娠に与える影響について詳しく確認する

プロペシア服用中の男性の精液に女性が触れても大丈夫?

結論からいうと、プロペシア服用中の男性の精液に女性が触れても問題はありません。

なぜなら、精液に含まれる成分量は極わずかなため、女性が触れても問題がない量とされているからです。
また、プロペシアは唾液に移行しないため、服用中の男性とキスをしても女性に悪影響を与えるようなことはありません。

なお、プロペシアの有効成分であるフィナステリドを女性が使用することは禁止されています。
これは、フィナステリドは男性ホルモンに作用するため、女性が服用することでホルモンバランスが乱れ、体に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

とくに妊娠中の女性は注意が必要となりますが、その理由を次項で詳しく解説します。

妊娠中の女性はプロペシアに触れてはダメ!

妊娠中の女性はプロペシアの接触に気を付けなくてはいけません。
なぜなら、男の子を妊娠している場合、胎児の生殖器の発達を阻害する可能性があるからです。

なお、プロペシアの有効成分フィナステリドは、飲むだけではなく、皮膚からも吸収されるため、妊娠中の女性がプロペシアに触れることも禁止されています。

通常はコーティングされていますが、直に成分に触れる機会はほとんどありません。
ただし、パートナーが錠剤を割って服用している場合は、砕けた錠剤にふれることで経皮吸収をしてしまうため注意しましょう。
なお、プロペシアの錠剤を割ることは禁止されています。

プロペシアの成分を体から抜くまでにかかる期間

プロペシアの成分を体から抜くまでにかかる期間は、服用を中止してから1ヶ月とされています。
そのため、妊活をするためにプロペシアの服用を中止する場合は、妊活をはじめる1ヶ月前から服用を中止しましょう。

ただし、服用をやめることでAGAは進行してしまうため、事前にパートナーと相談をして決めることをオススメします。

プロペシアの副作用で精液が減少する?

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プロペシアの副作用で、発生頻度は高くはありませんが精液量減少が起こる可能性があります。

男性機能障害(0.7~1.1%)

  • 性欲の減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少など

発生頻度が低いため、過敏になる必要はありませんが、男性機能障害は、精液量減少以外にも妊活にとっては気になる副作用といえます。

しかし、男性機能障害の副作用があると思い込みすぎて、精神的な要因でEDを発症してしまう可能性もあるため悩みすぎるのもよくありません。
そのため、もしも、服用中に異変を感じた場合は、すぐに医師に相談するようにしましょう。

プロペシアの副作用が起こる確率を詳しく確認する

水っぽい精液は注意が必要?

プロペシア服用中に水っぽく、色が薄い精液が起きたら注意が必要です。
なぜなら、精子量に比例して精液の粘度は高くなる傾向にあるため、精子量が減少してしまった場合に、このような精液が出る可能性があるからです。

そのため、精液が水っぽいと感じた場合はすぐに医師に相談しましょう。

精子減少の放置は男性不妊の原因

精子減少を放置すると男性不妊の原因となるため注意しましょう。

精子量の減少は、精液を見ただけではわからない場合もあるため、医療機関で精液量の検査を受けることをオススメします。
精子の健康状態も確認ができるため、プロペシア服用中に子作りを考えている場合は1度検査をしてみるのもいいかもしれません。

精子減少以外にプロペシアが精液に与える症状は?

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プロペシアの副作用で、精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常など)が起こる可能性があります。
妊活をする上で非常に気になる副作用ですが、精液の質低下が起こる可能性は非常に少ないため、過敏になる必要はありません。

ただし、プロペシアを服用することで男性不妊につながる可能性があることは理解しておく必要があります。

プロペシアの服用をやめれば精液は元に戻る?

プロペシアは服用を中止することでほとんどの場合、副作用の症状が改善します。

例えば、前述で説明した精液の質低下に関しては、服用中止後に精液の質が正常化または改善されたという報告があります。

服用中止後も性欲の減退やED、射精障害が続いたという報告もありますが、これらは非常に稀なケースです。
万が一、服用を中止しても何か気になる症状がある場合は、医師に相談をしましょう。

プロペシアが精子に与える可能性は極わずか

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プロペシアは安全性の高い治療薬で副作用の起こる頻度は決して高くはありません。
また、精液中に成分が溶け出すのは0.00076%と極微量で胎児には影響がないとされています。
このように、プロペシアが精子に与える可能性は極わずかなため、あまり過敏になる必要はありません。

ただし、リスクがゼロということは理解しておくことは重要です。

プロペシア服用中で子作りを考えている方は専門医に相談を

プロペシアが精子や精液に与える影響は極わずかですが、リスクはゼロではありません。
そのため、服用中に子作りを考えている場合は、1人で悩まず、まずはパートナーとよく相談しましょう。

その上で、専門医に相談し、判断を仰ぐことが大切です。