プロペシア飲むと肝機能に障害が出る?フィナステリドの副作用

プロペシア飲むと肝機能に障害が出る?フィナステリドの副作用

プロペシアの副作用は皮膚や生殖器、精神・神経系などで報告されています。
上記の部位以外への副作用として、肝臓に副作用があらわれる可能性もあります。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドに限らず、さまざまな治療薬が肝臓で代謝されます。
故に、肝機能に副作用があらわれると非常に危険であるため、肝機能障害の副作用が出た場合は速やかにドクターへ相談する必要があります。

どのくらいの確率で副作用が起きる?

どのくらいの確率で副作用が起きる?

プロペシアを用いた臨床試験で、実際に肝機能障害の副作用がみられたのは被験者の内の0.2%と1%に満たないほどの可能性であるため、肝機能障害のリスクは限りなくゼロに近いといっても過言ではありません。

その他の副作用

プロペシアの副作用として重大な副作用の肝機能障害以外に報告されている副作用として

・過敏症…肌の痒み、蕁麻疹、血管浮腫
・生殖器…性欲減退、勃起不全、射精障害、精液量減少、男性不妊症
・その他…乳房圧痛、乳房肥大、抗うつ、めまい

といったものが報告されています。
また、副作用の多くはプロペシアの服用を中止することで消失します。

肝機能障害が起きるとどうなる?

肝臓は人が生きていく上で非常に重要な臓器の1つです。
食事や薬物の代謝を代謝し無毒な状態にする機能を持つ臓器であるため、副作用である肝機能障害が起きると肝臓の機能が弱まってしまい更に悪化すると機能が消失してしまい、非常に危険です。
また、肝機能障害は肝硬変や肝不全に進行する可能性もあるため、肝機能障害の症状があらわれた場合は、速やかに薬の服用を中止してドクターへ相談するようにしましょう。

肝機能障害とは?

肝機能障害とは、その名の通り肝臓の持っている機能が障害されることです。 肝臓の細胞が炎症をおこして、細胞が壊れてしまいます。その結果、肝臓の様々な機能が低下してしまいます。
肝機能障害がおきて肝細胞がこわれてしまうと、肝細胞内の代謝酵素が血中へ流れるので血液検査などを行うことで肝機能障害の有無を確認することができます。
肝臓の炎症が進行することによって肝臓がんの原因となる肝硬変や肝不全といった疾患に発展する可能性があります。

肝硬変

肝硬変とは、肝臓に発生した炎症が持続することで肝臓の組織が硬くなってしまう病気です。

肝硬変初期で軽度の場合は肝臓も元通りになることも多いですが肝硬変が進行してしまうと組織が硬くなってしまった肝臓は元の状態に戻ることができなくなってしまいます。

肝硬変が進行すると、肝臓の持つ代謝機能は低下して最悪の場合、死に至ることもあります。 そのため、プロペシアを使う場合は肝硬変になる前に気を付ける必要があります。

肝不全

肝不全とは、その名の通り肝臓機能が不全(働きが無い、働きが著しく低下した状態)まで進行した状態です。

肝不全になると、肝臓障害の症状である黄疸があらわれるだけでなく、肝臓がほぼ機能しないため代謝による有害物質の除去ができず様々な合併症を引き起こしてしまいます。
肝不全は急に進行することもあり、適切な治療を行わなければ死亡リスクが高いです。
そのため肝機能障害や肝硬変といった症状が出ている場合は、肝不全になる前に治療を行うことが重要です。

殆どの医薬品が肝臓に影響を与えてしまう

多くの医薬品の副作用として、肝臓機能への影響があります。
これは、様々な医薬品が肝臓で代謝されることに由来しているからです。
国内の病院で処方されている医薬品や漢方薬、サプリメントなどでも肝機能障害の副作用が出てしまう可能性があります。
薬を使う時は肝機能障害のリスクがあるという意識を持っておくことで、万が一症状があらわれた時もすぐに対処することができます。

肝機能障害を起こさないために

肝機能障害を起こさないために

肝機能障害のリスクを避けるためには、医師の指示を守って適切に治療薬を使うことが重要です。

AGA治療を行う前に血液検査

プロペシアを用いてAGA治療を行う場合、治療前の検査で肝臓機能の数値を調べ、AGA治療ができるかどうかを判断してもらうことはとても重要です。

検査結果を見て判断する医師によって基準は異なります。
安全面を重要視する医師の場合は肝臓機能の数値によってプロペシアの処方をしない、またはAGA治療の開始を進めないケースもあります。

正常な肝臓の数値と重要度

肝機能の状態はALTとAST、そしてγ-GTPの3種の酵素の数値が重要視されます。
ALTとASTは肝臓で作られ、γ-GTPは胆管でつくられます。また、ASTは肝臓以外の筋肉や赤血球にも含まれています。
そのため、数値を見る上での重要度的にはALT>AST>γ-GTPという順になります。

3種の酵素が正常値から大きく離れれば離れるほど、肝機能障害の程度が進行しているともいえるため、定期的に検査を行い確認しておくことも重要になります。

大事なのは服用後に数値が高くなりすぎないように観察すること

肝臓の状態を推し量るための3種の酵素の数値は、人によっても若干の差があるため普段から数値が高い場合があります。
服用後に更に数値が高まった場合が危険であるため、普段の数値を把握しておくことが重要です。
そうすれば、ある程度変化が小さくても、肝臓の異常に気付くことができますが、そうでない場合は、わずかな数値の変化に気づきにくくなってしまいます。
その結果、肝臓数値の異常に気付くのが遅れてしまい、症状が進行してしまうというリスクもあるため薬を使っている間は適度に検査を受けて数値を観測しておくことも重要です。

定期的な観察で肝臓への負担をチェック

AGA治療は、他の病気の治療薬とは違って継続的に服用することによってAGAを改善する効果を得られます。
何も考えずAGA治療を継続することは可能ですが、肝臓への負担がずっとかかっている状態になるため、初めは副作用がなくとも次第に副作用があらわれる事もあるわけです。

一度飲んで病気が治れば終わりという治療ではないため、定期的に肝機能の状態を検査して、肝臓の状態を見ながら、継続の可否を医師に判断してもらうということは非常に重要です。

不安な場合は服用開始前に自分の数値をメモしておく

AGA治療を行おうと考えている方で副作用が気になるという場合は、まずは病院などで検査を受けて肝臓機能を測るための数値を確認しましょう。
そして、検査して出た結果の数値をメモしておくことによって、治療薬の影響を確認しながらAGA治療にあたれます。

プロペシアの服用は専門医に相談しよう

プロペシアの服用は専門医に相談しよう

AGAを治療できる治療薬として国にも認められて処方されているプロペシア。
安心安全に使うことができるものではありますが、副作用のリスクが完全にゼロというわけではありません。
特に、肝機能障害などのリスクはどういった治療薬でもあるため、プロペシアを使ってAGA治療を行おうと考えている場合は、専門の医師に相談し、治療の指導やサポートを受けるようにしましょう。

そうすることで、より安心安全にAGA治療を進められるでしょう。