プロペシアで視力低下はしない。目が悪くなる原因とは?

プロペシアで視力低下はしない。目が悪くなる原因とは?

プロペシアは2005年12月に販売がスタートした、AGA(男性型脱毛症)の治療薬です。

「服用していると視力に影響を及ぼすのか」と疑問に挙がることもありますが、プロペシアの副作用として視力低下に関する報告はありません。

では、なぜプロペシアの服用中に視力の低下が起こるのか、その原因について説明していきます。

目次

  1. プロペシアの副作用に視力低下は報告されていない
  2. 視力が悪くなる原因はプロペシア以外にある
  3. プロペシア服用中、違和感を覚えたらすぐに病院へ

プロペシアの副作用に視力低下は報告されていない

プロペシアの副作用に視力低下は報告されていない

どんな医薬品においても、使用することで起きた副作用は厚生労働省に報告する決まりになっています。

プロペシアも例外ではありませんが、プロペシアの副作用として視力低下に関する報告は一切されていません。

ここでは、プロペシアの主な副作用と視力に影響する作用があるのか確認していきましょう。

プロペシアの主な副作用

プロペシアの主な副作用として報告されているのは、次のような症状です。

  • 性欲の減退
  • ED(勃起不全)

プロペシアは男性ホルモンに作用するため、主な副作用は男性機能に関する症状となります。
また、副作用が発症する確率も非常に低く、安全性の高いAGA治療薬です。

プロペシア副作用について詳しく確認する

プロペシアは視聴覚や目の筋肉には作用しない

プロペシアの副作用で視力低下が起こらない理由として、視聴覚や目の筋肉には作用しないということもあります。

まずプロペシアは「5α還元酵素阻害剤」と呼ばれ、名前の通り「5α還元酵素」という物質の働きを阻害する作用を持った治療薬です。

5α還元酵素はAGAを発症する原因の1つで、プロペシアはこの5α還元酵素に作用することで男性の薄毛や抜け毛の症状を改善します。

しかし、プロペシアが作用するのは、5α還元酵素のみです。

体の他の部位、あるいは他の物質には全く作用しないので、視聴覚や目の筋肉には影響を及ぼしません。

プロペシアで視力が下がる可能性はほとんどない

プロペシアは臨床試験やこれまでの処方において副作用が少なく、安全性が高いです。

主な副作用として男性機能の低下があることが知られていますが、その発生率も非常に低くなっています。

また、プロペシアの服用と視力の低下には関連性は認められていないため、プロペシアが原因で視力が下がる可能性はほとんどないでしょう。

プロペシアの副作用でEDになるって本当?

視力が悪くなる原因はプロペシア以外にある

視力が悪くなる原因はプロペシア以外にある

プロペシア服用中に視力が低下する原因は、プロペシアの他に原因がある可能性があります。
以下の4つの項目に当てはまっていないか確認してみましょう。

  • 高血圧
  • ミノキシジルを併用している
  • 加齢による視力の衰え
  • プロペシア以外の薬を服用している

それぞれの原因について、詳しく解説していきます。

高血圧

視力低下が起こる原因の1つに、高血圧があります。

高血圧は国内に推定4,000万人以上の患者がいると推定され、3人に1人は高血圧という日本人にとっては身近な生活習慣病です。
この高血圧を放置していると動脈硬化が進み、脳卒中や心疾患などの命に関わる病気に繋がりかねません。

しかし、高血圧は自覚症状がほとんどなく、合併症のリスクが高まってきた段階になると自覚症状が現れるようになります。
自覚症状として多いのは動悸や息切れ、頭痛などですが、他に視力の低下が起こることもあります。

高血圧が及ぼす視力への影響

高血圧を放置していると発症する合併症の1つに、高血圧網膜症があります。

まず高血圧により動脈硬化が起こることは、よく知られています。
目の奥(眼底)には動脈と静脈が交差している部分があり、動脈硬化が進むと交差している静脈が破れてしまい、眼底出血が起こるのです。

特に網膜で出血が起こると視力が急激に下がり、視野の欠損が現れます

軽度の高血圧でも視力に影響が出てしまう可能性があるため、放置せずに必ず治療をしましょう。

ミノキシジルを併用している

プロペシアと併用されることが多い、発毛剤のミノキシジル。
高い発毛効果が期待できるミノキシジルですが、一方では視力の低下に繋がる可能性もゼロではありません。

ミノキシジルは血管拡張作用があり、頭皮への血流を増やすことで発毛を促す治療薬です。
しかし、この血管拡張作用により目に圧力がかかってしまい、視力の低下に繋がる可能性があります。

実際にミノキシジルには小数例ながら、視力低下の副作用が報告されています。

加齢による視力の衰え

プロペシアで視力が下がる可能性はほとんどない

シンプルに、加齢により視力が衰えることもあります。
老化は目と歯から始まるといわれ、特に40代からは老眼が始まり「近くのものが見にくい」「ピントが合うのに時間がかかる」などの症状が出やすいです。

しかし、老眼を放置していると、眼精疲労が重なることで頭痛や肩こり、食欲不振などの体調不良につながることがあります。
「老眼かな?」と思ったときには、すぐに眼科医の診察を受けましょう。

プロペシア以外の薬を服用している

プロペシア以外の薬を服用している方は、それらの薬の副作用により視力の低下が起こることもあります。
例えば、血圧を下げるための降圧剤、または抗生物質などの薬でもドライアイや視力異常などの副作用が出る可能性があるのです。

プロペシア以外の薬を服用している方は、視力に関する副作用が報告されていないか確認しましょう。

視力の衰えには様々な原因がある

プロペシアは現状において、視力の低下との関連性が認められていません。
そのため、プロペシアの服用中に視力の低下が現れたとしても、プロペシアが原因となっている可能性は考えにくいです。

しかし、視力の低下には高血圧や加齢、薬の副作用、あるいは仕事環境など様々な原因があります
一度視力の低下が起こった場合、かかりつけ医への相談や眼科を受診しましょう。

プロペシア服用中、違和感を覚えたらすぐに病院へ

プロペシア服用中、違和感を覚えたらすぐに病院へ

どんな医薬品においても、副作用はつきものです。

プロペシアは比較的安全性が高いAGA治療薬ですが、それでも100%副作用が起こらないとは言い切れません。

視力の低下に限らず、万が一プロペシアの服用中に体に異変を感じた場合はすぐに病院で診断してもらうようにしてください。