プロペシアが女性に効果がない理由と危険性を紹介

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プロペシアは、女性が使用すると体に悪影響を及ぼす可能性があることを知っていますか?

実は、女性はプロペシアの服用が禁止されているだけでなく、薬に触れるだけでも危険だといわれています。

このページでは、女性がプロペシアの効果を得られない理由や、使用した際の危険性、また、薄毛に悩む女性の治療方法を紹介していきます。

プロペシアが女性に効果がない理由

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プロペシアは男性型脱毛症(AGA)に対して98%もの改善効果が認められているAGA治療薬です。
薄毛に悩む男性にとっては救世主のような薬ですが、女性の薄毛に対しては効果がないどころか危険を及ぼす可能性があります。

なぜなら、男性と女性とでは薄毛になる原因が異なるからです。

プロペシアが女性に効果がない理由を知る上で、まずは女性の薄毛の種類と原因を確認していきましょう。

女性の薄毛の種類と原因

主な女性の薄毛の種類は以下の通りです。

それでは種類の症状と原因を確認していきましょう。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は、髪全体のボリュームが失われる女性の脱毛症の1つです。
原因として、加齢によるホルモンバランスの変化、ダイエットやストレス、不規則な生活などが挙げられます。

20代で発症する可能性もあり、女性の脱毛症の中で最も発症しやすいのが、このびまん性脱毛症です。

出産後脱毛症

出産後脱毛症とは、妊娠~出産の際に女性ホルモンの分泌が大きく変化して起こる脱毛症です。

出産から半年から1年ほどすれば自然に治癒するといわれています。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症とは、同じ部分の髪の毛を長期間引っ張りすぎることで、その部分が薄毛になってくる脱毛症です。

ポニーテールなど日頃から同じ髪型でヘアセットをしていることが原因といわれています。

頭皮環境の悪化による抜け毛

不規則な生活や食生活の乱れ、シャンプーが合わない場合など頭皮環境が悪化した場合、抜け毛が起こる可能性があります。

生活習慣を見直すことやヘアケアで頭皮環境を整えることで抜け毛が治まる可能性もありますが、他の脱毛症を発症している可能性もあるため注意が必要です。

円形脱毛症

円形脱毛症とは、円形や楕円形に髪の毛が抜けてしまう脱毛症です。
原因は様々ですが、主に自己免疫疾患、アトピー、ストレス、遺伝といわれています。

局所免疫療法やステロイドによる治療、ミノキシジルを用いる治療があるため、症状が現れたらすぐに医師に相談をしましょう。

プロペシアはAGA(男性型脱毛症)にのみ効果を発揮

プロペシアは、AGA(男性型脱毛症)の原因となる DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する治療薬です。

DHTは、体内にある男性ホルモン(テストステロン)と5αリダクターゼという酵素が結びつくことで生成されます。
プロペシアは、5αリダクターゼの働きを阻害することで、DHTの産生を抑え、AGAによる薄毛や抜け毛を改善させます。

しかし、女性の場合は、薄毛の原因が男性ホルモンとは関係していません
そのため、男性型脱毛症に高い有効性をもつプロペシアでも、女性の薄毛に対しての効果は期待できません。

プロペシアの効果を詳しく確認する

プロペシアを女性が使用すると危険?

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プロペシアを女性が使用すると危険です。
なぜなら、女性がプロペシアを服用すると、ホルモンバランスを崩す原因となる他、妊娠中であれば胎児に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

そもそもプロペシアは男性型脱毛症のために開発された薄毛治療薬であるため、女性に対しての臨床試験は行っていません。
そのため、女性が服用した際にどのような危険を及ぼす可能性があるのかは分かっておらず非常にリスクが高いといえます。
また、女性が服用するとホルモンバランスが崩れる可能性があるため、プロペシアが薄毛の原因となりうることもあるのです。

そして、女性はプロペシアの服用だけでなく、経皮吸収をするため錠剤に触れるだけでも危険といわれています。
とくに妊娠中は注意が必要となるため、次項で詳しく確認してみましょう。

妊婦がプロペシアを使用した場合の危険性

妊娠中の方がプロペシアを使用すると胎児に危険が及ぶ可能性があります。
なぜなら、ホルモンバランスが崩れることによって胎児の成長を妨げてしまったり、胎児のDHTの生成を阻害し、その結果、お腹の中にいる子供が男児であった場合、男性器が奇形となったりする可能性があるからです。
さらに、生まれてくる子供が5aリアクターゼを生成できなくなってしまう可能性もあります。

妊娠中だけでなく、プロペシアは女性が服用するとホルモンバランスが乱れる原因となるため注意しましょう。
ホルモンバランスが乱れることで、排卵や子宮内膜の増殖など妊娠に必要な機能を阻害する可能性があり、不妊の原因となることもあります。

これらは妊娠中の動物に投与することで発覚したことですが、人間に投与しても同じことが起こる可能性は高いでしょう。

プロペシアに触ることも禁止

プロペシアは女性が服用さえしなければ安全というわけでもありません。
プロペシアの有効成分フィナステリドは、経皮吸収をすることからプロペシアに触れてしまうだけでも体内に成分が吸収される可能性があります。

さらに、パートナーがプロペシアをカットして使用している場合も注意が必要です。
というのも、プロペシアを砕いた粉塵を吸ってしまう可能性もあるからです。

とくに妊娠中や授乳中の女性はプロペシアから遠ざかった生活を送るようにしましょう。

プロペシアに触れた場合の危険性を詳しく確認する

プロペシア服用中の男性とキスしても大丈夫?

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プロペシアに触れるだけでも危険なら、プロペシアを服用中のパートナーとキスするのも危険なのでは・・・?

このように思う方もいるかもしれませんが、プロペシアを服用中の男性とキスしても問題はありません
なぜなら、プロペシアの成分は唾液には移行しないとされているからです。

なお、プロペシアの成分は男性の精液に移行しますが、非常に微量なため、性行為も心配する必要はありません
ただし、胎児への影響を考えると妊活中や妊娠中にパートナーがプロペシアを使用することに不安を感じることもあるでしょう。
そこで重要となるのがパートナーとの相談です。

子作りはパートナーと相談を

パートナーがプロペシアを服用中、精子に含まれる成分は微量とはいえ、妊活中のカップルの場合は、万が一を考えてパートナーとよく相談をしましょう。

プロペシアの成分は服用を中止すると1ヶ月ほどで体内から無くなるといわれています。
そのため、万が一を考える場合は、妊活の1ヶ月ほど前から服用を中止することも視野に入れて話し合うことが大切です。

パートナーと2人で結論が出ない場合は、医師を交えて相談するのも1つの方法です。

薄毛に悩む女性の治療法は?

カプセルや錠剤の画像

女性が薄毛に悩んだ場合、治療法はあるの・・・?

このように思われる方もいるかもしれませんが、女性の薄毛にも効果的な治療法は存在します。

代表的な例を挙げると、パントガールという服用薬や、低濃度のミノキシジルを使用した治療法です。
パントガールは、世界で初めて生まれた女性用の薄毛治療薬で、脱毛を防ぎ、発毛を促進させる効果があります。
また、ミノキシジルは髪の毛を生成する毛母細胞を刺激し発毛を促す効果が期待できます。

もちろん、パントガールやミノキシジル以外にも女性の薄毛に対する治療法は存在するため、抜け毛に悩んでいる場合は医師に相談しましょう。

薄毛に悩んでいる女性は早めに専門医に相談を

薄毛を改善するために大切なのは、薄毛の原因を知り、症状に適した治療を行うことです。
女性の薄毛は、ホルモンバランスの変化や生活習慣の乱れなど様々な原因がある上に、薄毛に悩んでいるストレスも薄毛の原因となってしまう可能性があります。

自己判断で薄毛治療を行うのも1つの方法かもしれませんが、間違った治療法を続けることでより症状が悪化してしまうことも考えらえます。
そのため、抜け毛や薄毛に対して1人で悩まず、早めに経験と知識が豊富な専門医へ相談するようにしましょう。

きっとあなたにとって最適な治療法が見つかるはずです。